登別市は北海道中南部にある都市。名称はアイヌ語の「ヌプㇽペッ」(色の濃い川)に由来している。これは石灰質の温泉が川に流れ込んで川の色が白く濁っていることによるものである。
登別観光の中心は、市の東部にある登別温泉・カルルス温泉であり、支笏洞爺国立公園に指定されている。登別温泉は北海道有数の温泉地であり、江戸時代から知られている。
登別の観光スポットして有名な地獄谷は、日和山の噴火によって誕生した爆裂火口群である。噴気の吹き出し口が数多くあり、ぶくぶくと泡を立てて煮えたぎる様子から「地獄谷」と呼ばれるようになった。地獄谷の先には、爆裂火口跡に湯がたまってできた大きな大湯沼があり、湯煙を上げている。地獄谷と大湯沼周辺は日本有数の紅葉の名所としても知られている。
アトラクションとしては、のぼりべつクマ牧場が有名である。山の頂上の放牧場には100頭ものヒグマが放牧されている。また、江戸時代の街並みや文化を再現したテーマパークの登別伊達時代村では、そこの住人となって昔の日本を体験できる。忍者アクションショーなども開催されており、外国人観光客にも人気がある。
登別から車で30分ほどの白老町では、北海道の先住民族であるアイヌの歴史と文化を紹介するウポポイが2020年にオープンした。ウポポイとはアイヌ語で「大勢で歌うこと」の意味。様々な体験アクティビティやアイヌの伝統的な歌と踊りを鑑賞することができる。
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