北海道ワインの生産は1963年に十勝の池田町で始まった。北海道の雄大な大地とヨーロッパのワイン産地に似た気候を生かして、今では30軒以上のワイナリーが操業しており、山梨県、長野県に次ぐ日本第3位のワイン生産量を誇る。
北海道に適したブドウの栽培やワイン醸造法の改良が続けられ、ワインの品質も世界的なコンクールで入賞するほど高くなっている。
ただし、北海道ワインは輸出するほどの生産量はなく、ほとんどが日本国内で消費されている。外国のワインファンにとって、北海道のワインは、日本に来たときにだけ飲むことができる幻のワインともいえる。
このため北海道では、ワイナリーの観光資源としての活用も進められ、多くのワイナリーで観光客の訪問を受け入れている。レストランを併設するワイナリーもあり、美味しい食事とともに北海道ワインを堪能できる。
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