しかし、日本の石炭利用の減少によって島は衰退を続け、ついに1974年に閉山となり、上陸も禁止された。その後は長らく放置され、無人の廃墟となっていた。
ところが、その異様な姿から観光地として利用されるようになり、2009年には上陸が許可され、観光クルーズも運行されるようになった。2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」がユネスコの世界遺産として登録され、軍艦島はその構成遺産としなり、世界的に脚光を浴びるようになった。現在では毎年20万人以上が軍艦島クルーズに参加する人気観光地となっている。
なお、この島には1939年頃に数百人の中国人と朝鮮人が強制労働させられた史実があり、日本の歴史の負の側面を記憶にとどめる遺産としての評価もあります。
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